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風姿花伝 謡曲名作選

先日、本をいただきました。
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「風姿花伝 謡曲名作選」小学館 日本の古典を読むシリーズ17
表章・小山弘志・佐藤健一郎(校訂・訳)

表紙に名前は出ていませんが、本の最後の解説9ページを書いた石井倫子先生からいただきました。
石井先生(普段は先生て呼んでませんけど)は毎年東京のやるまい会にもきてくださってまして、率直なご感想をいただけるありがたい存在です。まぁあれでもまだ言いたい放題ではないかもしれませんけど、私の痛いところをきちんとついてくださり、いつも「はい、そのとおりです。努力します。」と聞いております。

ところで風姿花伝は、いわずと知れた能楽の聖典で、日本人にとって大切な書でもあります。私も狂言を始めてあまりたたないころ、高校生のときに、岩波文庫で読みました。岩波文庫のは基本的に原文で読むことになります。高校生にもわからない話ではなかったし、印象的なフレーズもところどころありましたが、もちろん人生経験・能楽経験からいって、深く理解するところまではいきませんでした。ほとんどそのまま現在に至っています。

さてこの本は、「歴史小説を読むように古典文学を読む」とありまして、原文と現代語訳と説明で、たいへん読みやすいものです。ちょうど私も、一昨年に師匠が亡くなり、昨年は釣狐を披かせていただき、風姿花伝を読み直すとてもよいタイミングだとおもいます。執筆者は一流の能楽研究者ですから、いまの私や、まして高校生ごときの読みの掘り下げ方とは大いにちがいます。ありがたい本をいただきました。

あ、そういえばついでに、やはり原文で読もうと思ってろくに読めてない源氏物語なんかも、このシリーズで読んじゃおうかな。

狂言といえば野…

この時期、各所から私あてに郵便がよくきます。昨年の舞台でいただいた出演料の支払調書です。ふつうのかたはそう何ヶ所からもお給料をもらわないでしょうが、私たちは一日一回限りの公演をあちこちでやるので、少しずつのがたくさんくるのです。
このなかに久しぶりにこんな間違いがありました。
「野村隆行」
ええ、狂言と言えばそうでしょうねぇ。よくチラシなんかでも間違えられるんですよ。
ほかにも、笛方の某先生と同じ「たかゆき」にされたりね。間狂言でワキ方の某先生のところとお相手するときは「ワキツレかと思った」とかね。
いつものことでべつに不愉快でもないですけど。郵便の宛名からして違うんだから、郵便屋さんは届けてくれなくてもよかったんですよ。

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