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野村又三郎家ホームページ

ようやくできましたよ!野村又三郎家公式サイト!
http://kyogen.net/

なかなかカッコイイじゃありませんか。とりあえずは基本的な情報だけですが、これまでがゼロだったのでエライ違いです。よくばらず、親しみやすい雰囲気になってるんじゃないでしょーか?

これからは公演情報をバッチリ載せてもらえるといいですね。私達の紹介も、もう少し項目が増える予定のようです。お楽しみに!

あ、もちろん私の方もまだ続けますのでよろしくです。

柑子俵その後

前回書いたとおり、国立で柑子俵をやった翌日、すぐまた名古屋であったのです。
俵、こんなにでかいのです。小三郎氏でも入ってしまいそうではありませぬか。
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え。これを運ぶの?こんなの電車で運べるの??
運びましたよ。「駅員に止められたら小三郎さんの責任でおねがいしますヨ」なんて言いながら、袋に入れて担ぎましてね、新幹線の改札を「急がないと発車時間が…」みたいな様子でそそくさと突破…できました! 狙って確保した最後部席の後ろに、横倒しにズボッと突っ込んで完了。ジャストサイズ。

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不審な荷物。でけー。笑える~。

さて名古屋の会というのは、まいまい狂言会でありました。
小三郎夫人のアイコさんもスタッフの一員としてやっている、ママさんたちによるママさんと子供のための狂言会。3歳児からOKという。この催しの特長は…長くなるので、そちらのホームページで見ていただくことにしましょう。すみません。

前日の国立とあわせて、親子向けの催しで柑子俵をやってみまして、予想以上に子供に好評でございました。私たち大人の感覚でこの台本を見ると、他愛のない筋で短くって、じつは「大蔵流の設定のほうが無理がなくて面白いんじゃないか」なんて話をしていたのです。
やってみないとわからないものですね。子供の観客には設定がどうとかよりも、子供が俵に入って、ゴロンゴロンとか、ズボッ!とかやって、大人がびっくりする(やるまい会でもやるので曖昧に書いてます)、そういうのが単純に面白いらしい。爆笑さえ起こってました。自分たちがやるいたずらとそっくりだし、自分もやりたくてウズウズしてるのかもしれません。
柑子俵って、子供を子供らしく上手に使った狂言なんだと気づきましたねぇ。


ところでその25日は私の誕生日でありました。前日にその話をしたので、楽屋でいただいちゃいました!
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まいまい狂言会は、楽屋にもちびっこたちがいましたので、みんなで仲良くわけていただきました。
ごちそうさま。

柑子俵ツアー2009

明日から、だいちゃん(野村信朗くん)の柑子俵ツアーが始まります。

能楽ではふつう同じ演目を連続上演することはしませんが、子方の今しかやれない演目というのは当然あるのです。「靱猿」の初舞台は泣きながらだったのに、何度も演じるうちに強くなりました。去年はセリフも多くタイミングの難しい「井杭」を、なんどもやって上手になりました。今年は「柑子俵」です。
私もツアーの最初にお相手をするので、今日国立能楽堂へ行って申し合わせをしてきました。小三郎さんはたいへんだけど、だいちゃん本人は靱猿や井杭に比べると楽かな?それじゃまぁ余裕でやっちゃってください。

以下、日時、会場、イベント名、共演アーティスト(笑)

7・24 13:00 国立能楽堂
「夏休み親子のための狂言の会」 小三郎、野口
7・25 10:30 名古屋能楽堂
「まいまい狂言会」 小三郎、野口
8・7 18:30 岐阜県郡上市
「薪能くるす桜」 小三郎、奥津
8・9 13:30 国立能楽堂
「やるまい会東京公演」 小三郎、松田
12・11 17:00 名古屋能楽堂
「名古屋御前能」 小三郎、奥津

追加公演もあるかも?!

発表会で

連休は名古屋へ行っていました。也留舞会発表会。今回は師匠の三回忌追善ということで、関東・東海・九州から集結、また引退していたかたも復活しての大会となりました。

この日のために稽古を積んできた皆様が楽しく披露をする、それを手伝う私達も楽しいのです。すこしでもよい舞台にしてもらえるよう、当日に装束を着せながら、「ひとことアドバイス」をするようにしています。といっても、間際に混乱させてもいけませんから、「あのへんは楽しそうに」「こんなイメージで」とか「おちついて」とか、その程度です。案外みなさん本番に実行してくれるので、嬉しいし、すごいなと感心します。

プロではなくてもそれぞれに持ち味があり、役と本人が渾然一体となった、私達にはできない役柄をつくります。それにあの一曲のために、時間もお金もかけてきての熱演です。い~かんじの狂言になるのです。私達は普段そこまで時間をかけてやれませんが、それに劣らぬ気持ちをもって、一曲一曲を大切に、い~ぃ狂言を作ろうと、気持ちを新たにしました。

楽しもう!能の世界 9/16~18 東京

第5回 楽しもう!能の世界 「今度は狂言に挑戦!」

A日程 1回目 9月16日(水)
B日程 1回目 9月17日(木)
午後6時半~8時半 国立能楽堂研修舞台

狂言「盆山」 装束付けなどの基本的な解説。
小舞「兎」を題材に『狂言謡』『狂言小舞』を体験します。

AB日程 2回目 9月18日(金)
午後6時半開演 国立能楽堂本舞台
舞台鑑賞  定例公演 狂言「鴈礫」 能「龍田」

7月28日(消印有効)までに国立能楽堂へ申し込み。急げ!!
詳細は→国立能楽堂のページ
(このページの写真、私です)

16日と17日の講座を、奥津氏と私で担当します。18日には出演しません。

さわってみよう能の世界 8/11東京

さわってみよう能の世界
8月11日(火)  国立能楽堂 2階研修舞台
第一部10時30分~
第二部14時~

体験 公演内容
◎能の楽器にさわってみよう
◎能・狂言のせりふや動きに挑戦
◎能装束の着付け実演
◎「能」の観賞(演目・黒塚)

7月24日必着で能楽協会に申し込み。急げ!!
詳細は→能楽協会ぺーじ

私は第一部で、半能「黒塚」のアイ。第二部で狂言のおはなしをします。

也留舞会 7/20 名古屋

也留舞会発表会 野村又三郎三回忌追善

7月20日 海の日 名古屋能楽堂
10時30分~17時
入場無料

野村又三郎家の狂言をお稽古している皆様の発表会です。今年は又三郎師三回忌追善で、熊本県菊池市から狂言みのる会の皆様も参加します。
みなさんそれぞれ、いい味出しています。能楽堂は涼しいですから、ごゆっくりお楽しみください。

私は「犬山伏」の茶屋ほか、地謡・後見などで助演。あとは装束付けです。

給食!

船で帰国した翌朝、すぐ小学校で狂言の授業のしごとがありました。足立区立鹿浜第一小学校。国立能楽堂からのご依頼で、奥津氏と私に。「これが終わるまで『疲れたー』って思わないようにしよう」と、互いに励ましあって行ってきました。

授業の話の内容は、奥津氏が船の中でずっと考えていたので、進行や解説は彼に任せて、私は「盆山」のシテ。
しかし、体育館あつい!!! 船の疲れで体調もおかしいようで、ずっと汗が止まらないのです。盆山をやっている間も、奥津氏に「釣狐みたいに汗かいてたよ」といわれるほど、ぽたぽたぽたと。すぐ前で見ている子供も心配そうに(気味悪そうに?)みているのです。いやー変なものを見せてしまってもうしわけない。
そんなのを3時間目と4時間目で2回やって、壮絶でございました。はー。

さて4時間目のあとは給食の時間。子供たちと一緒に教室でいただけるというので、私は6年2組(だったとおもう)に入れてもらいました。
教室に行ったら、子供達から「おー!のぐちさんだー!やったー!」と大歓迎。あれー、さっき狂言やってたときは、そんなにノリ良くみてくれてたか?と思いつつ、逆に私が乗せられて手を振ってしまったりして…。で、みんなの中に入ってお待ちかねの給食をいただきました。
カレー味ごはんチリソースかけ、キャベツとキュウリの胡麻和え、フルーツいっぱいのヨーグルト、するめ一切れ(「噛む噛む給食の日」だとのこと)。腹減ってたので、「これうまいね!うちで作ろう」なんていいながらパクパク食べて、まわりからはいろいろと質問ぜめにあい、話は弾んで楽しくすごしました。大盛にしてくれたので、まんぷく。ごちそうさま。

私自身の経験で、狂言は小学生のときに見ておくといい!という信念があるので、頑張ってやってきましたよ。
鹿一小六年生のみんな、狂言どうだったかな。これからもいろんなものを見て、大きく育ってってください。ありがとー。

ただいま

予告も致しませんでしたが、二週間日本を離れておりました。小三郎氏と奥津氏と三人で、客船「ぱしふぃっくびいなす」の世界一周クルーズにエンターテイナーとして乗船をして、狂言をやってまいりました。
船の日記にも登場してます。

日本を離れる直前は、神経痛になるわ、薬の副作用で全身にジンマシンが出るわ、風邪引いて熱は出るわで、果たして船に乗れるんだろうかと心配しましたが、実際バンクーバー空港の入国審査で引っかかってしまったのはそれとは関係なく、ただ我ら三人組が目的不明の怪しげなアジア人だったからのようです。

ともあれ、世界を観光した皆様に、最後に日本の文化にも目を向けてもらえたらと演じた、狂言公演2回と講座1回、多くのお客様に楽しんでいただけたようで嬉しうござんした。狂言をみるのが初めてだったかたからも、2回目にはより楽しめたという声もいただきました。

ぱしっふぃっくびいなすの特長として、乗客と私達エンターテイナーが船内でふれあえるということがあります。お客様方はさすがにそれなりに年齢を召されたかたが多くいらっしゃいますので、子や孫世代の私どもはたいへんかわいがって頂き、船内イベントなどで一緒に楽しい思い出を作ることができました。また陸でもお目にかかれたらうれしいことでございます。

しかし、ウチの布団はいいですねー。体が溶けそうです。

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