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着物洗い

能楽師は黒紋付に袴が仕事着です。

私は単衣、袷、絽の三種の紋付を持っています。ひとによっては、麻とか、色紋付(黒以外)、白もあります。シテ方の「書生さん」といわれる若いお弟子さんは、紬の紋付を着ていたりもします。

ちなみに、羽織は使いません。

さて、もうすぐ衣更えですね。きょう絽と単衣の紋付を丸洗いに出してきました。着物の洗いはいろいろありますが、丸洗いはいちばん簡単なもの。でもやらないよりはいいかと思って。汚れが取れたか残っているか、多少のことは、黒いからわからないし。ははは。

ずいぶん汗かきましたからねぇ。よく一緒に働いてくれました。きれいになって帰っておいで。

やっと読めた

趣味は読書ではないけれど、本を読むのは好きなほうです。ですが狂言をやっているとなかなか読めない。本を読む時間があるならセリフを覚えたい。たとえば電車に乗っているときなどがそうです。覚えるものは常にあるのです。

ところで、過日船に乗ったときには、さすがに二週間も時間があったので、ちょっと縁があって興味を持った「折りたく柴の記」(岩波文庫版)を持ち込みました。「新井白石は学者だから文章は少し読みにくい。中公の現代語訳をよむといいよ。」という忠告を無視して、安い文庫を古書店で買ったのです。

折りたく柴の記、はじめのほうは読みやすい。なんだ案外読めるじゃないかと思っていたのですが、後になると自叙伝から政治の話になって、そうすると誰が何してどれが誰なのかわかりにくくなってきてしまいました。

ことわりますが、狂言をやっているぐらいだから古文も得意なのでしょうなどと思ったら大間違いで、狂言はそんなに難しいこと話してませんから、狂言やってても古文は読めません。

そのうち船で時間をダラダラつぶすのにもなれてしまって、結局船で読みきれず、日常生活に戻っちゃうと一層読めず…降参。図書館で中公の現代語訳(日本の名著)をかりました。貸し出し期間内に読みきれず、今度は妻が借りて、さらに延長しまして…

で、ようやく、先日、読了。

感想、はじめ三分の一は面白かった。あとは、長かった…。

この日本の名著には、白石のほかの著作もあるので、それも読みたいのですが、明日が延長の返却期限なので、ひとまず返すことに致します。

セリフおぼえなくっちゃー。

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