« 2011年7月 | トップページ | 2011年9月 »

京都へ行って

日曜は京都観世会の例会で、能「班女」のアイを勤めてまいりました。大先生方の中でド緊張してやってきました。これだったら又三郎さんがお勤めになったほうがよかったのでは、と言うと、「依頼が来た時点では曲目だけで、配役は聞いていなかったから。」とのこと。あぁ、やっぱり。

狂言は「長光」で、私は後見をしました。
ところで、よく狂言の解説をするときに、「これはこのあたりの者でござる」と名乗るので、「いま、ここ」と考えていいというような話をしたりします。場所も時代も普遍性があると。
ごぞんじの通り、実際には能でも狂言でも京都が舞台のものは非常に多い。それでも私は、ふだん東京か名古屋で舞台をやってますから、京都の話でも、なんとなくどこでもいいような気持ちでやってしまっています。
ところが京都でやってみると、気分が違うのです。地元だから。きっと見ている人も違うのだと思います。

「長光」は京都ではないのですが、山一つ越えたとなりの琵琶湖畔、「大津松本の市」が舞台です。最初は坂東方の者が登場して名乗り、道行一周で尾張の熱田に着きます。それからもう一周すると水瀬が見えて、大津松本に着く。これを見ていたときに、一周するごとに、ググッ、ググッと京都に近くなって、この話が断然現実的な雰囲気になってくるのを感じました。気持ちがのめりこんでくるのです。
もともと大津あたりに住んでいた人同士の話でもよさそうなところを、わざわざ坂東方の者が道行を二周もしてくるということには、こういうクローズアップ的な効果があったのかと、京都で初めて体感した次第。

京都に親しむと、もっといろいろなことが見えてきそうです。たまにはじっくり京都旅行をしたいな。

忠三郎師

大蔵流の茂山忠三郎師が亡くなられました。今日がご葬儀だそうです。
少しへんな喩えですが、心をこめて丁寧に作った温かい料理のような、味わいある舞台は、一ファンの視点として大好きでした。「忠三郎狂言会」にも観客として何度か伺いました。
以前名古屋の某ホールで武悪を演じられていたときには、楽屋のモニターテレビの小さい画面からもド迫力の熱演が伝わり、その場のみんなが釘付けになっていたことを思い出します。
忠三郎師には心をこめて演じることを教わりました。
ありがとうございました。ご冥福をお祈りします。

スロージョギング

妻に誘われ、しばらく前からスロージョギングというのを始めました。体にいいんだそうです。
歩くのと大差ないぐらいののろさで、トットットッ…と一応走る。目安としては、走りながら普通に会話ができるぐらいとのこと。つまり息がはずまない程度。いつも5kmを40分ぐらいかけて走っています。

走りながら会話ができる程度だったら、走りながら狂言のせりふの稽古をしたらどうかなと思ったのですが、狂言のせりふは息を詰めたり張ったりいろいろするので、会話よりはつらいのかも知れません。
というようなことを妻に話したら、それだったら、走りながらせりふを楽に言えるようになれば舞台で息切れしないんじゃないの?といわれました。
たしかに、そうかも…
こんどやってみようかな?

どさっとにんにく

どさっとにんにく
買ってみました。香川県産。980円。14房入ってるようです。
何にしようかな〜。

舞台があると、お互いに装束をつけあうので「ウッ、くせー」なんてことになりますけどね。

« 2011年7月 | トップページ | 2011年9月 »