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松明堂音楽ホール狂言の会 『ござるでござる』 3/25所沢

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松明堂音楽ホール・狂言の会2012
『ござるでござる』
3月25日 日曜日 14時30分開演
松明堂音楽ホール(西武新宿線「新所沢」東口2分)

「朝比奈」 野口隆行
狂言「柿山伏」 奥津健太郎 野口隆行
狂言「附子」 野口隆行 藤波融 奥津健太郎

一般3500円 学生2500円
(午前狂言講座とのセット券 一般4000円 学生2800円)

松明堂音楽ホール 04-2992-7667 fax04-2992-7668
http://www.shomeido.jp/


狂言講座
『狂言ことはじめ』
同日 11時30分~約一時間
一般1000円 学生500円
(午後狂言の会とのセット券 一般4000円 学生2800円)


私の地元、埼玉県所沢市にある「松明堂音楽ホール」が、三回目の狂言の会を催してくださいました。
普段はクラシック音楽、とくに古楽中心に使われている、響きがよくてとってもあたたかい雰囲気の、ステキなホールです。能舞台よりはだいぶ小さいのですが、そんな広さでも対応できます。お互い間近に、解説をまじえながらアットホームな雰囲気で楽しんで頂けるようかんがえています。

演目は、現在小学校の国語の教科書に登場する「柿山伏」。それから、私が小学生の頃に教科書に出ていた「附子」。どちらも分かりやすく、楽しい狂言の基本です。それと、ちょっと雰囲気の異なる、狂言の語り芸、「朝比奈」の語りをごらんいただきます。

午前には体験を含めた狂言入門講座を予定しています。前回も受講したかたには重複することもあるかもしれませんが、新しいネタも用意します。

先生の下勉強にもオススメ!
公演とのセット券はとてもオトクですので、ぜひ両方どうぞ。

故宮博物院展

今日の夕方行く予定です。もう終了間際になってしまいました。

注目の清明上河図は、もう複製の展示だそうです。それでもあの絵は楽しい。ゆっくり見ていると時間切れになりそうです。
本来巻物というものは手にとって見るもので、額や掛軸よりも鑑賞する距離が近いのです。だからあのようにごく精細な世界を描くなら、巻物が一番ふさわしい。絵と自分と一対一で向き合って、吸い込まれるような感覚になる形式なんですね。まぁ展覧会ではそういう見方は望めませんが。

ほかに私が楽しみにしているものは、黄庭堅の書、趙孟頫の絵です。

趙孟頫、別名・子昂(すごう)は、狂言『酢薑』に名前が出てきます。酢売りと薑売りが「す」と「から」の秀句(シャレ)勝負をしながら、唐物店の数寄道具をみて、唐絵の墨絵をみつけます。そこで
  薑売り 「賛も唐様か」
  酢売り 「さては子昂が自画自賛か」
といいます。それで二人が「なんじゃ子昂!」と笑う。名前を知らないとサッパリ…ですね。

また黄庭堅も別号の山谷(さんこく)という名で、能「融」の間狂言の語りに出てきます。
山谷というのは名前というより、山野、山河、などのような単語のようにみえますね。最初に台本をいただいたときには意味がわからなくて、あれこれ調べたところ人の名だとわかりました。
庭堅が詩に「絵の世界に気持ちが吸い込まれ、自分が絵の外の人間だということを忘れた(意訳)」と詠んだように、融の作った塩釜の庭もホンモノみたいだ、というのです。


いまは世界中の美術品を見る機会がありますから、相対的に中国美術への注目度や理解が減ったのではないかと思います。でも能狂言を楽しむためには、中国美術は見過ごせないジャンルなのではないでしょうか。

聟物

最近書き込みをサボっててすみません。特に理由はありません。サボっているので、ごめんなさい。

私は今年の夏に40歳になります。同僚O君も、誕生日は師走ですが同い年です。
じつは二人とも聟物をやっていません。「船渡聟」「貰聟」「二人袴」などの聟役をやっていないのです。

能でも歌舞伎でも、あまり役者の実年齢と役の年齢は一致していなくても気にしないものですが、狂言では面や化粧がありませんから、能や歌舞伎の役者よりは実年齢に近い役を演じる傾向があります。

つまり私達は、そろそろ聟物が時間切れなのです。

O君は前々からけっこうそれを気にしています。私もやりたいと思っていましたが、去年あたりから、もうそういう歳じゃないような気分になってきてしまいました。むしろ「おじ聟」なんていう、ちょっと老けた聟をネタにした新作狂言はできないかな、なんて考えていたぐらいなんですが…

先日の稽古日に、又三郎さんと今年のやるまい会の相談をして、聟物をやらないとな、という話が出ました。

さて今年私達は、ついに聟入りできるのでしょうか!?

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