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花見ドライブ

今日は所用あって神奈川までドライブ。町田から横浜あたりの丘陵をのぼったりおりたり。里へ行っても街へ行っても、さくらさくらでした。しぜんとのんびり運転。たまによそ見して危なかったですが。他の車ものんびりしてたような気がします。

帰りは多摩市から立川へ。この道沿いを走る「多摩都市モノレール」は、都市っつうよりローカル線なので、緑が多くて眺めがとてもいいです。多摩センター~高幡不動間は緑に包まれて。日野市~立川市のあいだに多摩川を越えるところも最高。昼間もいいし、夕日もいい。お子さんのいらっしゃる方は多摩動物園にいきがてら乗ってみてください。

で、夕方に立川の国文学研究資料館へついて狂言の調べもの。こんど猿座頭やるんですが。猿座頭は花見にいく話だけど風流じゃないなぁ。

曲の重さ

能でも狂言でも、曲の格調や難易度、発声や動作など、いろいろな場面で「重さ」「軽さ」という尺度を使います。稽古階梯でも許可を得て教えてもらえる「習い物」の最後のほうには「重習」があります。
表面的なスピードなどではない、気持ちや品格、いろいろなものをこめて重量感とするわけです。

気安くは、「うわっ、今日の番組は重い曲ばっかりだね!」などと言ったりします。この言葉の裏には「疲れそうだね」という気持ちも少し、あります。


今日、ネットで購入した昭和二年発行の狂言入門書、『狂言のみかたと聞方』が届きました。
さてこれには狂言全曲(大蔵流が基本なので180曲)の簡単な解説があります。曲名と、分類と、登場人物。それとなぞの数字…。なんだこれ? 役者の人数ではないし、上演にかかる時間ではないし…

説明を読んだら、これは〈曲の貫目=重さ〉なんだそうです。「伊呂波」は初舞台で習うから”一”で最軽量、「釣狐」が”一八〇”で最重量。

重い軽いという表現はいつも使っているのですが、ほんとうにこうやって曲に体重(?)をつけてしまう話は初めてです。

ちなみに一貫はだいたい3.75kgだそうですから、「釣狐」は675kg。重い曲だ!!

でも「伊呂波」の一貫だって、持って舞台に出るには軽くないですよ。
はい、そういうつもりで心して舞台を勤めます。

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