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光の素足

明日は愛知県豊橋市の吉田城で薪能があります。
http://www.tees.ne.jp/~stand-by/sb_hp/takigino/takigino.html
新作能『光の素足』。題名でおわかりになる方もいるでしょうか。宮沢賢治の「ひかりの素足」をもとに、観世流の中所宜夫師が作られた能です。
新作とはいっても、もう何度も上演されているものだそうで、間狂言もこれまでは他家がなさっていたそうですが、今回は初めて野村又三郎さんと私にご依頼をいただきました。

さてその間狂言は、「ひかりの素足」とは別の「双子の星」という作品をもとにしたものです。ふたご座の二人が星座の世界の話をします。

考えてみると、新作能の間狂言をするのは初めてかもしれません。今回は私の細かい演技については又三郎さんから「任せる」と言われました。任せるといわれても、セリフは「ですます」調ですし、やることもずいぶん勝手が違います。どちらかというと任せられないほうが楽です。古典ならたいてい最初は「教えてもらえる」のですから。

ですます調のセリフをいくら言っても、なんだか馴染んでこないし、力の入れどころがわからずに、息が抜けてしまうような感じがします。一旦、狂言語に翻訳をして、息の入れ方を考えたりして、だんだんとそれらしい形に整えていきました。
最終的には「こんなかんじでいいのかな?おかしくないかな?」という気持ちは捨てて、半端な演技はせずに「型」で押し通して演じることで、まさにカタがついたといったところです。狂言は、動作だけでなく、言葉の抑揚も「型」なんだなと改めて思いました。

狂言で培った演技力で他の演劇の舞台へなんて器用な事は、私には出来そうもないのですが(時代劇ならやりましたが)、狂言の土俵であれば、型の力でこんなことも出来るのだなとわかりました。

というわけで明日の舞台、私も楽しみにしています。暑そうですが頑張ります。

40

このまえ、25日は、私の誕生日でした。40になりました。
もう、いい歳ですね。そろそろそれらしい狂言をやれるようになりたいと思います。それらしいって、敢えて曖昧に言っておきますけども。
こういうことをやっていると、幾つになっても年齢なりの役ができるようになる楽しみがあってよいものです。40ではまだ早いですが、もうしばらくしていい感じのオジサンになれば、狂言の「伯父御さま」の役ができます。伯父役はちょっと憧れますね。味のある役です。
でも振り返ると、若いうちがふさわしい役で、まだやっていないものも少なくありません。過渡期の40代でしょうか。やり残したことをちょっと急いでみますかね。

あ、写真は、今日、誕生日祝にと又三郎さんからもらった、神楽坂「紀の善」のあんみつと抹茶ババロアです。有名な。ご馳走様でした。

明日は也留舞会

也留舞会発表会
7月16日 海の日 11:00〜16:00頃 名古屋能楽堂

舟船 痺 井杭 いろは 太子手鉾 舎弟 吹取
痩松 膏薬煉 雷 口真似 竹生島参 清水 鬼瓦

入場無料

暑いのでお気をつけてお出でください。

私は井杭と舎弟のお相手で出ます。

折紙

折紙
明日は也留舞会発表会です。皆で食事に行き、又三郎さんの娘のサヨちゃんに折紙をもらいました。私だけ特別にだそうです。

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