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尾張藩のお抱え

昨日の末広の話の続き。
催しは、徳川美術館隣接の庭園・徳川園の80年記念のものでした。

尾張藩お抱えの縁で野村又三郎家の「末広」と、笛の藤田六郎兵衛お家元の一管「獅子」があったのです。
一管の獅子は初めて聴きましたが、大小太鼓の入る獅子にも劣らない迫力でした。お家元は演奏の前にマイクでお話もされて、今使っているこの笛は代々の家元に受け継がれ使ってきたもので、代々の尾張藩主が名古屋城内や江戸上屋敷などでこの笛の音を聴いてきたとのことでした。
何百年も昔の人と私達は生活環境はまるでちがうのに、同じ狂言の話で笑ったり、それ以上に同じこの笛の音を聴いて感動したりするのです。能楽って一種のタイムマシンだと思いませんか。

末広

今日は名古屋能楽堂で久しぶりに末広の太郎冠者をしてきました。

末広、これですえひろがりと読みます。
この太郎冠者、やりがいがあって好きな役ですが、なかなか草臥れます。三人の登場人物のうち、太郎冠者だけがほぼ最初から最後までいろいろ喋っていて、しかもその最後のほうに囃し物で一人で盛り上げないといけないのです。本来はお囃子方のアシライがありますが、今日はなかったので、ほんとうに一人で。盛り上げが足りないと主人の機嫌が直りませんから必死です。今日は無事にご機嫌が直りました。
夕食をとらずに夜七時過ぎから末広だったので、終わったらずいぶん空腹でした。新幹線に乗る前に、ココ壱番屋系列のあんスパ屋「パスタデココ」でご馳走になって帰りました。

ただいま子育て中

突然ですが、先月末、はじめての子をもうけました。娘です。
私は不規則ながら家にいる時間もあり、相手も昼夜問わずに世話を必要としてくれるので、絶賛子育て中です。
今日あたりから、空腹でもオムツかえでもなくて泣くようになりました。抱くと泣き止みます。
抱きながら狂言の台詞をおぼえようと思ったのですが、本をめくるので姿勢がかわるとぐずります。
しかたないので子守歌をはじめました。といっても知っている歌なんてのは他でもない、狂言謡です。
狂言謡は一つ一つは短くても、しっているかぎりあれこれうたうと30分謡ってもまだまだあります。
子供も静かに聞いてくれました。またこのてでやってみます。

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