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ありがとうございました

やるまい会東京公演、昨日無事に終了いたしました。

「貰聟」シテ、前日の申し合わせをして、覚悟していたことですが、一門でもっとも大柄な藤波さんがしっかりと演じている女房を追い出すのはコトであると改めて感じました。酔う演技は狂言としての様式と写実の兼ね合いが難しいものです。そのバランスに気をつかうことで、大きな女房をしっかり追い出せるように考えました。
申し合わせ後の帰り道にもふと、一箇所のセリフの言い方に工夫を思いつきまして、いまさら変えるのもどうかと思いましたが採用することにしました。当日そこは思ったようにウケましたので、成功としたいと思います。どこのことかは内緒です。

「牛盗人」は、シテの奥津君には申し訳ないですが、私にとってはもうとにかく「欄干越え」を失敗すまいということばかりが頭にありました。実際そんなに難しいことではないのですが、一度ひとの失敗例を目撃したこともあるので気になりました。幸い成功して、その後は演技に集中できたので、奥津君の舞台を台無しにせずに済み、一安心でした。

先月は仕事が忙しかったのと、初めての子供の世話で少し疲労がたまっていたところ、湯上がりに泣く子の面倒を見ていたら湯冷めをして、なんと当日に風邪を引いてしまいました。
楽屋入り前にポケットティッシュ6個パックを買ったのですが、終演までに使い果たしてしまいました。ひょっとしたら楽屋のくしゃみが見所に聞こえたでしょうか。
ですが、咽も痛かったにもかかわらず、声には影響が出ず、みぐるしいことにならなかったのは幸いでした。

来年は12月8日だそうです。またのご来場をお待ちしております。

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コメント

牛盗人は初見でした。欄干越えも上手く決まってましたね。
40過ぎのそれは恐れ入りました。
貰聟の女房、追い出すのは本当にコトでしたねぇ。

名古屋で幕の内側で大泣きしていた信朗君があんなに大きくなって、一門のみなさんもいい具合の年恰好になって、これからいろいろ楽しみですね。

牛盗人、事前に国立能楽堂のビデオもみてみましたが、一度しか上演されていませんでした。狂言らしくないので、あまりやりませんね。でもああいう芝居っ気のある話も、需要があったのかもしれません。
欄干越えは、まぁ萬斎さんなんかまだ鍋八撥でくるくる側転しますから、あれぐらいやらないと…、といいつつ2日後の今日も肩が痛いです。
またよろしくおねがいいたします。

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