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酢薑

先日「合わせ柿」の話をしたついでに、また食べ物。

すはじかみ。酢売りと薑売りが互いの商売の優劣を競う…のかと思いきや、「す(酸)」と「から(辛)」の秀句(というかダジャレ)合戦をするという、ばかばかしくも明るい話です。

和泉流の古い本では曲名が「酸辛」(すいから)となっています。
はじかみ、いまは若い生姜の酢漬けですけども、むかしは山椒の事もはじかみと言ったんだそうで、むしろ日本にもともと自生しているのは山椒だから「酢薑」の薑は山椒だというひともいるようです。
山椒説にはもう一つ、よりどころがあります。狂言の現存最古の台本「天正狂言本」所収の「酢辛皮」です。
これには酢売りと、辛皮売りが登場します。辛皮って何でしょう。山椒の木の皮です。そんなもの売ってどうするのかって、食べるんですよ。
ほら、今も
からかわ http://can.town.kamikawa.hyogo.jp/ochidani-es/ochidani-story/4/karakawa/karakawa.htm
なんだかずいぶん手間掛けて作りますねぇ。食べてみたいですが。木の皮ですよ。スジっぽくないんでしょうか。コリコリしてるんでしょうか。
でも「酢薑」では、酢売りと薑売りがダジャレ合戦ののちに「総じて昔から、酢のいるお料理には薑も要り、また薑のいるお料理には酢も差し出いで適わぬものじゃ」といって、酢と薑は相性がよいものだからと仲直りします。
酢と山椒は相性が良い?ピンときませんね。やっぱり酢薑のはじかみは生姜でしょう。

プリンターが直ったぁー

 先日の「狂言三の会」のまえのこと、会員の皆様に送るご案内などをパソコンで作り、たくさん刷っているうちに、プリンターのエラーメッセージが出てしまいました。フツウの家庭よりはちょっとハードに使っているからなぁ。

 ネットでエラー番号を調べても解決できず、修理を要するメッセージながら、だましだまし動かしたり、他の人にデータを送って刷ってもらったりして「三の会」は乗り切ることができました。
 しかしホッとしていたら、ここで年賀状印刷が…!
 とりあえずインクは全部純正に戻して、ヘッドクリーニングなど試みるもエラーでできず。あれやこれやするなかで、プリンターを横倒し(立てる)にして電源を入れたら別のエラー番号。これもまたネットで調べてなんとなく対策をして、またやってみたら…
 直った~。
 しかし横に立てたときにスキャナの蓋が外れて落ちて、部品が欠けてしまいましたが。いいやそんなことは。とにかくよかった。まだちょっと心配ではありますが。
 ところで今日インクを家電量販店に買いにいったときに、ついでにプリンター売り場もみましたが(買い替えも覚悟していたので)、ずいぶん安いんですね。スキャナ無しのプリント専用機など、キヤノン製で4480円なんてのがありましたよ。
 替インクの各色セットがだいたい4000円でしょう。プリンター買ったら最初にインクが付いてくるでしょう。だったらプリンター使い捨てできるぐらいじゃありませんか。
 これだったら「三の会」用に買ってしまったほうが、うちのが壊れなくて済みます。ということで、買わせてください。

合柿

合わせ柿、狂言では宇治の柿売りのはなしですが、いまも京都で一般的でしょうか。
写真は10月に行った島根で撮ったもの。中国地方では西条柿という品種が合わせ柿としてよく作られているようです。
関東ではあまり見かけないものです。

試しに齧って口笛を吹いてみればよかったです。

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帰りました

9日の「狂言三の会」、ご来場くださいました皆様ありがとうございました。

あの日のうちに又三郎氏奥津氏と三人、列車で高知へ向かいました。翌日から鎌倉能舞台の四国学校巡業五日間。そして昨日名古屋へ戻り、今日は「名古屋華舞台」をつとめ、ようやく自宅へ帰りました。子供が少し大きくなっていました。
それぞれ感想がありますが、それはまた改めて。
もうほんとに年末ですね。逃げる余裕もありません。

巡業のたのしみ

鎌倉能舞台一行として、文化庁の助成で四国の学校公演をしています。今朝は徳島の朝です。
地方公演、大抵は観光をする時間はありません。歓楽街で思い出づくりというひともいますが、私は下戸ですから専ら食べ物。それも「郷土料理さがし」が趣味です。ふつうのスーパーマーケットにいって、普通の顔をした珍しい物をさがすのが面白い。
今回はこれまで「松山揚げ」「くじら麩」「のむらのミレービスケット」を買いました。

さてこの巡業は能狂言の一座ですから、狂言以外の役のかたとの交流も楽しみです。表話裏話、狂言方をどのようにみているかなどを聞かせてもらえて勉強になります。能楽堂で狂言の楽屋はワキと囃子のあいだですから、とくにシテ方とは微妙に縁遠く、貴重な機会です。

やはりシテ方にとっては、狂言方がどのような間狂言をするかというのが最大の関心事。そこに期待をされ、力量をはかられています。狂言方の意識としては、いわゆる本狂言をつい中心にすえて考えがちですが、そんなズレがあっては「よい間狂言
だ」と思ってもらえるはずはありません。間も本も全く同等、狂言方の仕事であると、改めてつよく認識するのです。

明日は狂言三の会です

14時~。名古屋能楽堂でお待ちしております。

三の会事務局をやっていますので、今日は旅支度に加えて細かい準備がたくさんあって、大丈夫かと心配しましたが、どうやらほぼ無事に遂行できました。
しかし今日、用事がいろいろあるなかで、昨日農協で買った高菜を塩漬けにもした私はよほど食いしん坊であると思います。やはり漬物は醗酵させて飴色にしたのが最高。そのままでも茶漬けでもチャーハンでも、いろいろたのしめますね。
話がそれました。
少し疲れめではありますが、雑用と舞台は別! 明日は張り切って「茄子」の新発意Bを勤めます。シテ・新発意Aの松田さん、茄子の食べ方がなんだかスゴイ迫力なので、食いしん坊の私も負けないように頑張りますよ。

名誉のうちみ

じつは、先月のやるまい会でご披露した欄干越えで、首と背骨の間(下を向いて出っ張るところ)を打ちまして、けっこう長いこと肩や首が痛くなってて弱りました。

このごろいつの間にか気にならなくなったので、治るまでに三~四週間でしょうか。成功したのはよかったんだけど、やっぱり若くないですね~。

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