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彌々稽古大詰

連日の劇の稽古、明日はお休みで、明後日あって、明明後日は申合せです。

演技がふだんの狂言のような型になっていないので、未だにちょこちょこ変えてみたりして気分が落ち着きませんが、明日中に型に変換しようとおもいます。

一番初めの読み合わせのときは台詞に馴染めず、この役は狂言方の自分じゃなくてもいいんじゃないかと、自分に対する違和感に悩みましたが、いまは自分の役だと思えるようになりました。
今日聞いた話ではシテ方の浅見慈一さんも同じだったそうで。いえ、シテ方のほうがその悩みはもっと大きかったようです。

そんな慈一さんもずいぶん調子がでまして、いまは家来の私に重みのある台詞をずしんずしんとぶつけられます。こちらもしっかりと体に力を入れていないと押されてしまいそう。
オペラやマイムのかたとも、はじめは異分野のひとと交互に出ているような気がしていましたが、いつの間にかそんな感覚もなくなり、ひとつの舞台をやっている実感にかわっていました。

おもしろいものがうまれてきました。おたのしみに。
残席もまだありますよ。



Act of Betrayal 稽古中

代々木能舞台で劇の稽古をしてきました。一週間後の本番に向けて、いよいよ追い込みです。
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オペラの方には能舞台公演も初めてでない人もいるそうで「能舞台いいよね。よく響くし。」と話していました。あれだけ響く声がでるなら舞台で響かなくてもよさそうなものですが、温泉大浴場効果で気持ちいいんでしょうかね。私達は大きい劇場にいくと、背後や頭上へ音が吸われている感覚があります。普段いいとこでやらせてもらってるんですね。

この舞台は今回メインキャストのひとり浅見慈一さんのお住まいに併設されているものですが、稽古ばかりでなく公演にも利用されています。登録文化財のとてもすてきなところです。ふつうの能楽堂とは違う雰囲気でたのしめますよ。 http://www.yoyoginoubutai.com/



秀句傘

昨日は名古屋能楽堂定例公演で秀句傘の太郎冠者をしてきました。
うちでは滅多にやらない曲ですが、私はなんとなく気に入りました。もっとも、粟田口の類曲で、比べれば粟田口のほうがよくできているとはおもいます。

傘についての秀句(言葉のシャレ)がいくつも出てくるはなしで、それが理解できない大名がシテなのですが、実は私たちも二つほど、どこがシャレなのかわからないものがあって、楽屋で「こういうことだろう」「いや違うんじゃないか」と話していて、結論は出ず。またゆっくり考えます。

曲の最後に、大名が小歌をうたいます。これもちょっと意味がよくわかりません。
「雨の降る夜は、なおりゃり候そ。傘ゆえにこそ、身はほるれ。」
他流では、傘ゆえに名がたつ(雨の日はこないでね。傘はぱらぱらと音がして、男が通ってくるのが知られてしまうから。)という歌なのだそうです。和泉流のは、傘だから私は惚れちゃうのと言ってます。傘さす男はかっこよすぎて困るのでしょうか?



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