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渋谷の能楽堂

27日と今日30日、渋谷のセルリアンタワー能楽堂での親子向け狂言会に出ていました。ちょうど同じ渋谷が最寄りの「観世能楽堂さよなら公演」の初日と最終日で、裏番組になりました。

駅のむこうでは、あの能楽堂でたくさんの舞台をおつとめになった先生方と、たくさんご覧になってきた愛好者の皆さまが集まり、それはそれは素晴らしかったのだろうと。

でも、駅のこちらでは子どもたちが能楽に親しむスタートを切ったのですよ、と自分に言い聞かせて頑張ったのです。

メロディオン(鍵盤ハーモニカ)

私が小学校低学年の時に使っていた鍵盤ハーモニカ、スズキの「メロディオン」がここにあります。ぜんっぜん記憶にないのですが、今の住まいに九年前に引越してきたときに、なぜか持ってきていたようで、机の下にありました。

先日、ふとそれが目にとまり、二歳半の子どもに与えるのにいいかなと思って出してみたのです。
ケースを開けたのは何年振りか。そもそもああいう楽器は使いっぱなしで、ろくに掃除もしませんから、まず歌口を洗い、本体もケースも丁寧に拭きました。

ケースの底に、ビニール袋に入った取扱説明書がありました。もちろん当時読んでいないし、そんなものがあったことも知りませんでした。
開いてみると…
「ビブラート奏法」「トレモロ奏法」「フラッター奏法」などという高度な技の説明と、音楽表現の手引きや、アンサンブルのすすめなどが書いてありました。

「ハッ!!」としました。この瞬間まで、鍵盤ハーモニカなんてものは学童がドレミを学ぶためのもので、楽器としてはおもちゃみたいなものだという認識しかしていませんでした。でもじつは、鍵盤ハーモニカは立派な楽器で、音楽を「楽しむ」ためのものだったのです。

小学校で誰かそんなこと教えてくれたでしょうか。だーれも教えてくれませんでした。いえ、鍵盤ハーモニカにかぎらず、小学校の音楽の授業そのものが、「たのしむ」ものではなかったように思います。

なんてもったいない。そして、残念。くやしい。

これからは、狂言の体験講座も、決して簡単には済ませません。こんなものかと思わせてはいけない。なんとかして面白いところを感じられるようにせねば。

Melodion_3

Melodion2

振り込め詐欺

昨日は名古屋能楽堂定例公演。能「定家」の間狂言をしてきました。

能をジャンル分けしたうちで格が高いとされる「三番目物」の、そのなかでもとくに深いというか、難易度の高い曲の一つだそうです。私は謡のお稽古に行っているので、「間狂言の役の勉強のため」ということで、無茶ながらも教えていただきましたが、謡の技巧的にも難しい。それだけ複雑で深い気持ちを表現しようとしているわけですね。
そんな曲の間狂言なので、それと同じように難しいものに取り組むつもりで、至らずとも心構えだけはもって臨みました。随分汗をかきました。
帰りの名古屋駅で食べたきしめんの旨かったこと。
さて、ここまでの話と今回のタイトルが全然関係ありません。

定例公演終演後、会場内のお決まりのアナウンスがありまして、続けて「振り込め詐欺」への注意を呼び掛けるアナウンスがありました。「えっ、こんなところで」と思いましたが、そのほうが効果的ではありますね。
「警察も必死ですね」と思わず声に出したら、楽屋のFさんが、「お金を持っていそうな老人が集まる場所だと思ってでしょう」と。はは、たしかに、事実はともかく、そう思われるかも。
ともあれ、これだけ有名な詐欺ではありますが、被害がまるでおさまらないと聞いていますので、効果のためには開演前のアナウンスでも言っていただいていいと思います。

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